遠回りの朝

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最近、娘を学校に送っていった帰りに、室見川の河川敷を

散歩して帰ることがある。もちろん、朝の仕事に余裕が

ある時だけしかできないが、この時期は汗をかくこともなく

澄んだ空気の中で、気持ち良く歩くことが出来て、朝の

遠回りの回数が次第に多くなってきている。

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昨日は少し肌寒かったが、今朝は半袖Tシャツと半ズボンで

もうっすらと汗をかくくらい日差しが暖かい。その日差しの

中で、身繕いをしたり、エサを狙ってじっとしている水鳥達

を眺めながらゆっくりした速度で歩いて行く。

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石の上に佇んでいる鳥は、まるで彫像のように身動き一つし

ないで、じっと一点を睨み続けている。そしてその姿が水面

に映って、不思議な絵画のような雰囲気を醸し出している。

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誰もいないベンチには、朝日が腰掛けている。その前を脅か

さないように息を殺して通り過ぎると、後ろで小さな笑い声

が聞こえたような気がする。

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エサ場を求めて飛び立つ水鳥の群れ。その羽根がキラキラと

輝きながら、朝の光を弾いている。弾かれた光はまた水面へ

落ち、空へと帰って行くのかもしれない。

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日影の水たまりで、落とし物を捜しているような小さな鳥。

背中を丸めて、寂しそうにヨロヨロと泥の中を歩いているが、

一体何を無くしたのだろう?すぐそばに明るい日だまりがあ

るのに、どうしてそこに居続けるのだろう?

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岩場では種類の違う鳥達が、まるで家族のように仲良く行儀良く

並んでいる。その姿がなんだかほほえましくて、思わず笑って

しまう。

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木立の間に落ちた赤く色づいた桜の葉っぱに、朝日が落ちてくる

と、ほんのわずかな時間だけ命の火が灯る。赤く色づいたその

灯火から、小さな喜びが伝わってくる。

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朝の寒さから逃れるように、日だまりの中でじっと羽を休めている

小さな蝶。風が吹くと飛ばされそうになりながらも、花にしがみつ

いている姿は、もうすぐやってくる冬の寒さを予感させてしまう。

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歩道から外れて、河原へ続く細い道を歩く。銀色の穂が朝日を受け

輝く中を静かに朝の時間が進んで行く。もうそろそろ、帰り支度だ。

先程よりもまた少し暖かくなった日差しが、その時間を告げている。

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