晩秋の短い旅

晩秋の短い旅 に関する記事です。
FC2 Blog Ranking
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[RSS] [Admin] [NewEntry]

久しぶりに晴れた午後、昼食を早めに済ませて2時間ほどポタリング

に出かける事にする。こんな日はスピードに身を任せる走り方よりも

ブラリと短い旅を楽しむ走り方が良い。そんなことを思いながら、

愛車と一緒に西へ向かうことにする。今宿、大原海岸、海釣り公園と

走り慣れた道を走りながら、この辺りから見知らぬ風景に迷い込む

事にする。

p1220030.jpg

小田浜から桜井に抜ける道は工事中で通行止めだったので、その先の

小さな集落から延びる細い道がどこに続いているのか確かめる様に、

緩やかな坂道を登り始める。灘山の方へ降りる道との分岐点から、少し

登ると坂道の勾配がいきなりきつくなってくる。上の方に見えるガード

レールの高さからしてもこの急坂がずっと続くことが解る。やれやれ

のんびりした旅を楽しむつもりが、フロントが浮き上がるような坂道を

走ることになってしまった。坂道を登り切ると記念碑が建っていて

”嶽の山地区農道”と言うらしい。ここからは、唐泊漁港や海釣り公園が

見え、山頂のとがった柑子岳も望むことが出来る。

p1220027.jpg


しばらくそんな風景を眺めた後、小田の方へ下るが坂道を下りながら、

こっちから登らなくて良かったと思いながら、集落の方へと降りて行く。

小田から西ヶ岳の方へ続く道を走っていると、大きなレンガ造りの煙突

が見える。はて、何だろう?とのぞき込んでみたものの、何のための

煙突なのか解らずじまいだったが、こんな風景に出会えるからポタリング

は楽しい。今日これからの時間、何に出会うのだろう?

p1220039.jpg


また少し坂道を登って西ヶ岳が近づいてくると、灘山と西浦が見渡せる

場所に出るがここからの眺めも良い。糸島半島にはまだ知らない風景が

たくさん眠っている。その一つ一つを少しずつ揺り起こして行こう。

p1220046.jpg


キャベツ畑の向こうの海には、白い漁船がゆっくりと横切って行く。

時間の歩みがゆっくりと遅くなって行くのを、海から吹いてくる風が

教えてくれる。

p1220052.jpg


西ヶ岳の麓を通り海へ向かうと、二見浦のすぐそばにでる。年末のオフ会

は、こんな風に糸島半島の中を彷徨うのも良いかもしれない。

p1220054.jpg


二見浦に来るのも久しぶりのような気がする。冬に向かう風の中で

荒れている海、白い波飛沫、どれも見慣れた風景のはずなのに、ここに

来るまでの道程が違うせいで、その風景さえもどこか新鮮に感じてしまう。

p1220057.jpg


二見浦から霊園の横の道を通り、桜井の方へ向かうことにする。この道も

初めて通る道で、緩やかな坂道と、途中から曲がりくねった道が小さな峠

まで続いている。その峠から下ると、時の狭間に忘れられたような小さな

集落、そして小さな神社。こんな素敵な風景を見せてくれる今日の小さな

旅に感謝。また今度、別の道を通ってここに来よう。

p1220058.jpg


時折日が差してくると、風景は晩秋の色を捨て、一瞬だけキラキラと

鮮やかな光のベールでその身を飾る。そしてその光の落ちてきている

空の青。まるで吸い込まれそうなその美しさに、思わず手を伸ばして

しまう。

p1220063.jpg


道端の古びた家屋に絡まったツタの葉っぱも美しく色づいて、午後の

光の中で、その家の過ごしてきた時間を優しく包み込んでいる。

晩秋の午後の短い旅。傾き始めたお日様に背中を押されるように、

終わろうとしている旅。その中で出会った風景は、今夜の夢の中で

灯火のように、次の旅を照らすことだろう。

p1220069.jpg


走行距離 41㎞

スポンサーサイト

[RSS] [Admin] [NewEntry]

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sirrus.blog94.fc2.com/tb.php/887-a7155017
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。