高祖山を巡る旅

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カラリと晴れた週初めの1日、大掃除で手が回らなかった

台所、洗面所、トイレのマットを全部洗い、ベランダの手摺

に布団と客用の座布団を全部干して、今年の大掃除の締め括り

とする。昼食後外を見ると、まだまだ空は陰りそうにない。

こんな日はぼんやりと空でも眺めながら、ポタリングに出か

ける事にしよう。海?山?どちらとも決めきれないまま、

202号バイパスを西に向かって走り始める

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飯氏の交差点を過ぎた辺りで振り返ると、高祖山(たかすやま)

の山肌の紅葉が暖かい日差しの中で輝いている。今日はこの山

の周りをぐるりと回ってみることに決めて、農道へと彷徨いこむ

事にする。

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左手に山を眺めながら、少しずつ形を変えて行くその姿を眺めて

いると、空には帯状の雲の列が行儀良く並んでいる。まるで、

私を誘うかのように、ゆっくりと風に流れて行く。

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村はずれにポツンと残された小屋。葉を落とした柿の木。

”晩秋”という言葉が、あまりに似合いすぎる風景の中で

心が次第に軽くなって行く。

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畑の真ん中に、季節を通り越してきた黄色い花が咲いている。

季節はずれな事をまるで知っているかのように、恥じらいながら

慎ましやかに咲いている。

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水路の上に置き去りにされた古い農機具は、静かに時が過ぎる

のを待っている。こんな優しい日差しの中でも、その身が朽ち

て行くのだけど、ただ黙って目を閉じたまま、時が過ぎるのを

待っている。

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途中から井原川に沿って走り末永が近づいてくると、山の形は

ずいぶんとその姿を変える。見慣れた山の姿のはずなのに、少

し道を変えるだけで、趣を変えてしまう風景のおもしろさは、

ポタリングならではの楽しみの一つだろう。

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集落の入口にある古びた倉庫。もう使われていないのか、壁板

のあちこちが剥がれ掛かっているが、冬の暖かい日差しの中に

その風景を置くと、情緒やら旅情やらが沸々と沸き上がってくる。

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日向峠へと続く坂道は、今が紅葉の盛り。赤や黄色の葉っぱを

身に纏った木々が、ポツンポツンと出迎えてくれる。

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そしてこのまま空に向かって走り出せそうな空の色、雲の形。

しばらく立ち止まり、その向こうにあるだろう旅の形に思いを

巡らしてみる。

p1220310.jpg


高祖山に別れを告げるために、少し高台に上り今走ってきた道を

見下ろしてみる。山肌に紅葉を乗せたままの後ろ姿は大きく、

懐かしい誰かの背中を思い出させるように、傾き始めた光の中で

佇んでいた。

走行距離 27.0㎞


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