毘沙門山にて

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実家を5時前に出て、夜明け前の高速道路を福岡へと向かう。

年末に比べれば夜は少し短くなったとはいえ、夜が白み始める

のは6時半前からだろう。車に乗ると大きなあくびをして、すぐ

に眠ってしまった娘の寝顔を眺めながら、今日もまた、元気に

いてくれることに小さな幸せを感じてしまう。実家にいる間に

父の見舞いに2度行ったのだけど、日曜の朝は今までになく

意識がはっきりしていて、しゃべる声にも力が戻っていた。

日曜日の叔母の法要も、滞りなくにぎやかに終わり、これで

やっとしばらくは、安心して福岡の暮らしに専念出来そうだ。

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午前中にこれから取り掛かる仕事の資料整理を済ませて、

気分転換に自転車で出かけてみることにする。今日は娘が

早く帰ってくるので、さほど時間が取れないが、毘沙門山

なら良い気分転換になるだろうと、少し冷たい風の中を

西へ向けて走り出すことにする。

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まだ少しぎこちないなぁ・・と思って踏み出すペダルも

少しずつなじんできているようで、時速20㎞ほどで流れて

行く景色の中に心を遊ばせて行く。毘沙門山登山道の入口

で立ち止まり、これから昇る山の高さを確かめるように深

呼吸を一つして、上り始めることにする。

p1220551.jpg


脚力が全然戻ってないので、坂道はずっとインナーローで

回し続けるが、最後の急坂に掛かる前で今日はギブアップ。

とても最後の坂を上る気にはなれず、押して頂上まで行く

事にする。

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頂上の展望所に着くと、ちょうど雲間からぼんやりとした

日差しが差し込んでいて、靄の掛かった長浜海岸から瑞梅寺

川、今宿までの穏やかなパノラマを映し出していた。

※大きなパノラマ写真はこちらからどうぞ・・・。

展望所周辺は以前来たときと違って、下草も刈り払われ、案内

板も綺麗に掃除されていて、こじんまりとしたかわいい雰囲気に

変わってしまっていた。

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15分ほど展望所からの眺めを楽しんだ後、日差しがとぎれたので

山を降りることにする。下りは自転車に乗って下ったのだけど、

やはりこの坂道は怖い。押して降りれば良かったと少し後悔しな

がら、恐る恐る下って行く。

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登山道を降りると、娘が帰宅する時間までもう少し余裕があるので

海岸の方へ回ってみることにするが、先程までの穏やかな日差し

の中の風景とは違い、低く雲が降り、強い海風が正面から吹いてく

る荒々しい風景へと変わってしまった。

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採石場川から見た毘沙門山は、まるで大きな岩の固まりで、荒れた

海を足下に携えて、尚いっそう荒々しい姿でそそり立っている。

そしてそこには先日娘と見た穏やかな春の海の姿はなく、いつも

通りの冬の玄界灘の風景が遠くまで拡がっていた。

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強い風に押し戻されるように、夕暮れへと色を変えて行こうとしてる

風景の中を家路を辿り始める。先日よりも少し軽く回るようになった

ペダルの感触を確かめながら、家の近くまで走り、小さな路地へと

迷い込むと、やはりすでにマンサクの花が咲いていた。その花の誘う

夕暮れ、暗い海風の運ぶ夕暮れ。今日の私の夕暮れは、マンサクの花

の色で暮れてゆくことだろう。

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