波戸岬ツーリング-2

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名護屋大橋を渡りながら、少し霞がかった呼子大橋から加部島までの風景に

見とれたり、緩い坂道の勾配を足先に心地よく感じながら、波戸岬への

道を走って行く。途中田圃の土手を燃やすささやかな野焼きの懐かしい

匂いに包まれながら坂道を下ると、その香りがいつか、濃い潮の香りに

変わっている。

p1220755.jpg

波戸岬ではここの名物のイカ焼きを食べ、お腹が満ちたところで渚を散策

することにする。ここに始めてきたのは2年前のことだが、その渚の美しさ

感激したことを覚えているが、今日もまた穏やかな春のような日差しの中で

潮騒の音を奏でながら、私の前に姿を現してくれた。

p1220760.jpg


1人感傷に浸っていると、娘は渚に流れ着いた漂着物を珍しそうに眺めて

いる。一緒に探し始めると韓国製のペットボトルや定置網に使う浮きや、

ずいぶんと潮に洗われたと分かるすっかり枯れてしまった流木、そして今日は、

そのなかに紛れるようにすっかりミイラになってしまった、体長1m程のウミガメ

の姿を見つけることが出来た。

パノラマ画像1

パノラマ画像2

p1220789.jpg


波戸岬には予定より早く着いたのだけど、渚の散策に時間を取られて予定より

30分遅れて出発することにする。ここからはもと来た道を辿り、途中から

菖蒲峠へと向かう道へ折れることになるが、午前中調子に乗ってペダルを回し

続けたせいか、膝の辺りに違和感を感じ始め、用心のため途中の薬屋で湿布薬

を張って様子を見ることにする。身体は全然疲れてないのに、足だけが疲れる

感じは初めての経験で、きっと昨日娘と鬼ごっこをしたときに全力で走り過ぎ

たのかなぁ・・とか、2ヶ月振りに遠出したからかなぁ・・とか思案しながら

違和感が痛みに変わるようなら、唐津からは輪行で帰ることに決めて先へ進む

事にする。

p1220802.jpg


菖蒲峠へ向かう道の途中に、輪友のZさんの家があるのでセーフティライド運動

のバッチを置いて帰ろうと立ち寄ると、たまさか在宅されていたのでお言葉に

甘えてお茶をご馳走になり、30分ほど談笑をして帰ることにしたが、イカの食

べ過ぎたのか、ちょっと吐き気がするという娘に薬まで頂いてしまった。

p1220804.jpg


Zさん宅での心づかいに感謝しながらペースを落として坂道を登り、唐津へと

続く坂道を下って行く。途中なんどか娘に声を掛けて具合を聞いてみるが

”微妙・・”という返事が返ってくるので、唐津城の下でちょっと長めの

休憩を取ることにする。橋のたもとの石のベンチに腰掛けて、娘と二人で

”午前中調子が良かったのに、なんでだろうねぇ?”と話している内に

ふと、この小さなアクシデントは、旅の神様からの戒めではないかと思い

始めてしまった。今年最初から好天で、快調なままで今日のツーリングを

終えてしまえば、きっと私の中に慢心が生まれたことだろう。この小さな

壁はそれを気付かせるための、メッセージなんだろうと娘にも話して聞かせる

と、不思議と私の足の違和感も無くなって行くような気がしてくるし、薬が

聞いてきたのかもしれないが、娘の気分も良くなってたようだ。

p1220808.jpg


再び虹ノ松原を抜け、夕暮れへと色を変えて行く玄界灘の風景を眺めながら

ゆっくり目のペースで二丈PAまで走る。このころになると私の足の違和感は

すっかり無くなってしまい、娘の調子も戻ってきたようでいつもの笑顔で

話せるようになってきた。ツーリングをやっていると、おもしろいことが

あるものだと感心しながら、また走り出すことにする。

p1220813.jpg


深江、加布里と順調に進み、弁天橋に差し掛かる頃にはすっかり日も傾いて

しまって、潮の引いた海と夕暮れ色に染まり掛けた可也山が、今日一日の

終わりを教えてくれている。

p1220822.jpg


芥屋過ぎた辺りから娘も元気を取り戻したようで、ペースを上げて走り

始めるが、原因は一台のクロスバイクに追い越されたせいで、こうなると

意地になって走ってしまうのは、一体誰に似たのだろう・・?(笑)

結局クロスバイクの人が手加減してくれたのだろうが、その後追い抜かれる

事はなかったのだけど、おかげで野北のコンビニには、予定より15分ほど

早く着くことができた。コンビニで唐揚げを買って小腹を満たし、残りの

20㎞ちょっとへ向けて走り出す。二見浦につく頃にはもう夕日が沈みかけて

いて、久しぶりに見る海の夕焼けをうっとり眺めながら、今年最初のツーリ

ングに幕を下ろすことにする。

p1220830.jpg


今日の夕食は今宿の牧のうどん。お水でとりあえず乾杯をした後、サイクル

メーターを見るとちょうどここまで160㎞。熱々の麺を啜りながら、今日一日

の出来事を振り返る至福の時間の中で見る、娘の笑顔は最高の宝物だ。ちょっと

したアクシデントはあったが、帰り着いてみると不思議と疲れも痛みも残って

はいないし、娘の食欲も旺盛で、さっきの吐き気は何だったんだろうと思うくらい

元気になっている。なにはともあれ、好天の空の下で始まった今年最初のツーリ

ングは無事に幕を下ろせたようだ。今年もまた、たくさんの見知らぬ道へ向けて

ここから走り出すことにしよう。


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