夏の終わりの旅-3日目-1/宮崎-鹿児島

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誰もいないフロントに鍵を預けて、外に出ると少しムッとした

蒸し暑い空気が身体を包む。愛車の鍵を外し、バック、輪行袋を

取り付けて、一通りの点検を終えた後、まだ暗い朝の道を走り

始める。大淀川に掛かる橘橋を渡り、街灯の明かりに導かれる

様に広い幹線道路に漕ぎ出すと、風は追い風となり、私達親子を

さらに南へと送り出してくれる。道路標識でここらが青島付近だと

は分かるが、まだその輪郭をぼんやりと捉えることが出来るくらいで

南国の風景を楽しむには、もう少し走らなくてはいけないようだ。

p1180397.jpg


※ツーリングの写真はこちらです。
青島を過ぎてしばらく走り、今日最初の短い坂道を越えると峠の向こう

に夜明の空が見えてくる。その手前の木立の影が、何とも言えず南国の

風情を醸し出しているが、ここ堀切峠からは、朝日に染まってゆく広大

な太平洋を一望することが出来る。

p1180401.jpg


ここからしばらくは太平洋沿いの道を、朝日と共に走ることになるが、

この道、自転車で走るには最高のコンディションとロケーションとを

同時に楽しむことが出来る。というのも、道路のアップダウンのテンポ

が心地良いし、広大な太平洋の佇まい、波音、そしてその上に拡がる

空の色、雲の形。そのどれもが、渾然一体となって身体の中に響いてくる。

p1180413.jpg


特に今日のように水平線から昇る太陽を眺めながらの、ツーリングは

まるで自分が透明な風になって、駈け抜けて行くような錯覚さえ覚えてしまう。

そして、いつも走っている玄界灘とは違い、優しい色をした太平洋の海原からは

重く静かな波音が聞こえてきて、その海の広さ深さを垣間見ることが出来る。

日が昇るに連れて、煌びやかな色を取り戻してくる南国らしい回りの風景、

赤いハイビスカス、ブーゲンビリア、そして特に木々の緑の色は濃く、その色

の中にさえも、輝く太陽の光を宿しているようだ。

p1180435.jpg


いるか岬を過ぎて、2ヶ所ほどトンネルを抜け、春日町に入ったところでコンビニ

で小休止をとる。コンビニのおばちゃんが声を掛けてくれたので、福岡から来た

ことを話すとさすがにびっくりしたようで、娘のことをしきりに感心していた。

おばちゃんの話によると、都井岬の手前が先日の雨で通行止めになっているので

迂回しなければならないこと。迂回すると山越えになるので、海岸線を走るよりも

時間が掛かること。そして、その近くに温泉施設があって食事が出来ることなどを

教えて貰うことが出来た。どうやら、都井岬を外して、温泉を目指した方がおもしろ

そうだ。娘も温泉と聞いて、目がキラキラと輝いている(笑)

p1180442.jpg


おばちゃんにお礼を言ってコンビニを出る。ここからしばらくは小さな港町や、

砂浜に沿うように弧を描いてゆく線路や、青いペンキが鮮やかな陸橋などを

楽しみながら走ることが出来る。雄大な海を見ながら走る道も良いけど、人の

暮らしの匂いがする道も良い。見知らぬ町の見知らぬ匂いに、旅はより深く

心の中に何かを残してゆくようだ。

p1180446.jpg


南郷町にはいると、先程聞いた通行止めの看板があちらこちらにでていた。

ここから国道220号線を走って串間町に入るコースもあるのだけど、もう

少しこの海を眺めながら走りたい気持ちが強く、幸島の見える辺りまで

走り、そこから県道へ迂回することにしてまた走り始める。

p1180457.jpg


南郷町から外之浦港を過ぎ、短い坂道を登り切ると道の駅南郷が見えてくる。

ツタの絡まったアーチをくぐり、展望台からの風景を楽しんだ後、冷房の

聞いた店内でソフトクリームを食べることにする。それにしても、ここまで

来ると南国という感じが色濃く感じる。それはお店に並んだ観光品からでは

無く、目に飛び込んでくるいつもとはは違う、鮮やかな緑や青の色彩からだろう。

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道の駅を出て短い海岸線がとぎれると、道は少し内陸へ入り、並木もハイビスカス

から椰子の背の高い木立へと姿を変える。そしてその合間合間に咲いているカンナ

の鮮やかな花の色。肌に染みこんでくるような強い日差しのなかで、鮮やかに咲き

誇る真夏の花たちは太陽の申し子だ。

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幸島が見えてくる辺りで迂回路の標識に従って県道48号線へと迂回する。ここから

高畑山の方へ登り峠を一つ越えるわけだけど、その後に待っている温泉のことを

考えると上り坂もさして苦にはならない。お昼前のまぶしい日差しを受けて、

ゆっくりと坂道を登って行くにつれて、回りの景色は先程までの海岸線の

風景とは一変して、山深い趣へと姿を変えて行く。そして先程よりも少しだけ

温度の下がった涼しい風が身体を包んでくれる。高畑山への分岐点が峠で、

そこから国道448号線までは、一気に道を下ることになる。途中、道路改修で

アスファルトがめくられていたが、こういうときもタイヤが28Cサイズだと

砂利道をあまり気にせずに走ることが出来る。


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