短い旅

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ベランダから吹き込んでくる8月とは違った、少し涼しさを

感じる風に吹かれていると、1日じっと部屋で過ごそうと思って

いたが、ついつい自転車に乗って出かけてみたくなってくる。

”今日は宿題をする”という娘を無理に連れ出すわけも行かず、

今日は1人で短い旅を楽しむことにしよう。

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薄曇りの中、ペダルを漕ぎ出すと部屋でも感じたように風の感触

が違う。匂いが違う。暦に併せて季節が巡ったのかどうかは知ら

ないが、明らかに生まれたてのような秋がそこにある。花の色も

空の色も、雲の形も夏のあでやかさがすっかり抜け落ちてしまって

いるようだ。

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二見浦が見える歩道に立って、風に煽られる海を見るが、先日見た

太平洋とは、やはり色や佇まいが違っていて、太平洋が柔ならば、

玄界灘は剛、陽ならば陰というように、対照的な面持ちがある。

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ここからどこへ行こうかと迷ったあげく、芥屋の方へ向けて走り出す。

芥屋の港へ着き防波堤を歩きながら、夏休みに娘と泳いだ海水浴場を

眺めたり、釣り士達の籠をのぞき込んだりしながら、ぼんやりと港を

散策する。

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大門の方へ戻って、いつもと逆の方から眺める芥屋大門はどこか

不思議な佇まいに見えて、ここがどこか見知らぬ場所のように思えてくる。

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風の強い岩だらけの海岸では海草を拾っているのだろうか、女性二人が

じっとしゃがみ込んでは、なにやら手を動かしている。その向こうにドン

と腰を下ろした芥屋大門は、やはり、いつもと違う顔をしている。

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芥屋から船越の漁港へと回る。ここもまだ来たこと無い場所の一つ。

フロントバックに差し込んだ地図を見ながら、まだまだこの辺りも

知らない場所がたくさんあることに、改めて気づかされる。

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船越の港をひとまわりして、前原へと向かう。途中、珍しくクロスバイク

でツーリングをしている2人組とすれ違う。1人はヘルメットかぶり、もう

1人は帽子姿だったが、まだツーリング慣れしていないようなペダリングで

通り過ぎていった。弁天橋が見える辺りで空を見上げると、どうも天気が

崩れてきそうな気配がする。これは良い言い訳になると、前原駅からプチ

輪行でかえることにして、駅を目指して走ることにする。

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駅前で輪行袋にBoyを納めて、コンビニで買ったビールを一口飲むと、

先日の長旅が鮮やかに蘇ってくる。季節の変わり目に、こんな短い旅も

良いなと思いながら、ホームへと続く長いエスカレーターに乗り込む。

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いつものように先頭車両に輪行袋を預けて、車両が連結されるまでの

短い時間を待つことにする。やがて列車が走り始め、車内アナウンスが

聞こえてくると、このまま、どこか遠くへ出かけてみたい衝動に駆られる。

この秋、またどこかへ旅に出よう。そう思いながら、初秋の短い旅を

終えることにしよう。


走行距離 50㎞

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