雨の前の峠越え2つ

雨の前の峠越え2つ に関する記事です。
FC2 Blog Ranking
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[RSS] [Admin] [NewEntry]

明日から来週にかけては雨模様になりそうなので、今日の

うちに走り貯めをしておこうと思い、午後から板谷方面に

出かけることにする。走り出すと昨日までの涼しい風は

どこへ行ったやら、夏を思わせるような強い日差しと、

蒸し暑い風が吹いてくる。やれやれ、海沿いの方が良かった

かなと思いながらも、追い風に押されて次第に色づいて行く

稲穂を眺めながら、内野までを走る。

p1190001.jpg


内野から集落の中を抜けて県道56線へでて、大門の交差点から

板谷峠に向けて登り始める。ここから峠まではおよそ10㎞の

坂道が続くことになる。真っ直ぐで緩やかな勾配の道が出迎え

てくれるこの道の両脇にも、収穫を待ちわびているように頭を

垂れ始めた稲穂が午後の日差しに輝いている。

p1190005.jpg


昨日涼しかったせいか、今日はとにかく暑く感じる。坂道を

ゆっくりと登りながら、汗が落ちてくる。途中の自動販売機で

500mlのスポーツ飲料を一気に飲み干して、また走り始める。

涼山泊を過ぎたところで川音に誘われるように、水辺へ降りて

小休止をとる。川面から吹いてくる風に吹かれて、ぼんやり

空を眺めていると、次第に心が落ち着いてくる。せせらぎ、

風の音、木の葉が落ちる音・・・・と、次第に森の小さな

ささやきが耳に入ってくるようになる。

p1190026.jpg


汗が引いたところで、ふと、N商会の板谷峠タイムアタックの

ことを思い出し、さて今日の自分はどれくらいで走れるだろうと

思い立ち、涼山泊の前まで戻り、時計を見ながら走り出すことに

する。走り出していくらもしないうちに、”こりゃしんどい”と

思いギアをインナーローに入れて、これ一本で回して行く事にし

て、坂道を登り続ける。坂道を登りながら、次第に山深くなって

ゆく木立の様変わりや、その木立が開けたところにある製茶工場

や、最後の力を振り絞って泣いているように聞こえるツクツクホウシ

の澄んだ声。時間を気にしながらも、心は自然とそれらのものを

捉えて行く。

p1190027.jpg


たしか29番カーブから少し登ったところが峠だったことを思い出し、

カーブの番号を頼りに登り続ける。汗だくになって29番カーブを

過ぎ、峠まで一気に駆け上がり時計を見ると涼山泊から33分で

登ってきたことになる。やれやれ、こんなタイムじゃレースにも

ならないだろうが、休まずに登り切れたことがちょっと嬉しく

思えてしまう。

p1190039.jpg


5分ほど峠で休んでから、坂道を引き返すことにするが帰り道を

下りながら、いまこんな長い坂を上ってきたんだと、妙に感心

してしまう(笑)。あっという間に涼山泊を通り過ぎ、大門の

交差点まで駈け下って行く。まだ、坂道を登った疲れが太腿に

残っているけど、まだまだ走れそうな気がして、真っ直ぐな

坂道をさらに加速して行く。

p1190046.jpg


内野の交差点からは向かい風の中を走ることになるのだけど、

これが次第に足に効いてくる。運動公園当たりでは、腿が

重たくなって思うように足が回らないが、冷蔵庫にキンキンに

冷えているビールのことなどを思い出し、何とか家まで走る

ことが出来た。

p1190049.jpg


家に戻ってシャワーを浴び、さてビールでも飲もうかとしていると

娘が学校から帰ってきて、さっき板谷峠まで走ってきたことを

話すと、”じゃ、うちも日向峠まで走ってくるね”と言って用意を

始めた。1人で走れるという娘をそのまま行かすのも、なんとなく

気が引けるので、もう一度着替えて一緒に走ることにする。

娘を先に走らせて後追いという形で、スタートしたが、容赦なく

最初からガンガン踏んでいっている。やれやれ、弱いところに

攻めてくる娘の性格をすっかり忘れていた・・。こりゃ付いて

来ない方が良かったかなと、半ば後悔しながら峠道を登り始める。

p1190050.jpg


峠道に差し掛かっても今日の娘は絶好調のようである。鼻歌を歌い

ながら、スイスイと加速して行く。さっき板谷峠を登った疲れが

残る足では、重いギアは踏めないのでインナーローで必死に回すけど

その差は縮まらず、やっとの思いで日向うどんまで登ることが出来た。

p1190052.jpg


日向うどんの駐車場で水を飲み、”そんじゃ~♪”と言って、いきなり

走り出す娘を慌てて追いかけてみたけど、すでに目の前に姿はない。

とうとう娘の背中を見ることなく、ゼイゼイ言いながら峠に着くと、

満面の笑顔で娘が出迎えてくれた。”遅かったやん”と笑いながら

聞いてくるこいつの性格、今後2度と忘れないことにしよう。この

リベンジは近いうちにきっと、晴らさねば(笑)

img20060909.jpg


汗だくのまま坂道を下り、末永から飯氏、202号バイパスといつもの

練習コースをたどって帰る。最後の拾六町ICの坂道でかろうじて

追い抜いたものの、その頃にはもうヘロヘロで、帰って夕食を作る

気力もなく、家の近くのラーメン屋さんで夕食を済ませて帰ること

にする。それにしても、今日の娘の上機嫌なこと。そのうち、

どんなに走っても追い抜けなくなる日が来るだろうが、もう少し、

娘の前を走っていたい。でも、娘の背中を見ながら走るのも

悪くない。そんな2つの思いの中で、今日一日が暮れようとしていた。


① 自宅-板谷峠-自宅 走行距離 41.4㎞ 平均時速 19.0㎞/h

② 自宅-日向峠-周船寺-自宅 走行距離 25.5㎞ 平均速度 18.5㎞/h

累積標高合計 1,015m+375m=1,390m


コメントを読む




スポンサーサイト

[RSS] [Admin] [NewEntry]

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sirrus.blog94.fc2.com/tb.php/790-b4627f6f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。