雨の合間の朝

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新学期が始まってからもう2週間、今学期から何かの委員になった

らしい娘は、一学期よりも早く出かけるようになった。その娘に着いて

学校まで送ってゆくようになったが、この短い朝の散歩がなかなか心地

よく、朝のリズムとして身体に染みついてしまったようだ。今朝の出がけ

のこと、ベランダに出た娘が”雲が雪のように、山に積もっている”という

ので、あわててベランダから外を見ると、なるほど、”雪”だ。こんな

表現は教えたことがないのに、子供のゆたかな感性の前には、私の言葉

などなど足元にも及ばない。そして、そのことが妙に嬉しい。

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他愛のないことを話しながら歩く、学校までの道程は短いが、今日一日

の元気を娘から貰っているような気がして、思わず足取りも軽くなる。

校門へと駆け出す娘を見送った後、昨夜の雨の滴が残る道を1人、のんびり

帰ることにする。時折せわしげに追い抜いてゆく人の足音と、私の足音。

そのリズムの違いが、まるで私を異邦人のように淋しくさせる。

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雨の滴を纏い、目覚めてゆくもの達。あるものは輝きながらも季節の

色を無くし、またあるものはその中で色づいてゆく。季節の流れを

留めるような、雨の滴の輝きだが、それがまやかしの輝きだと彼らは

無言のうちに教えてくれる。

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一つの季節が丸まったような果実達。豊潤というにはまだ早く、早熟と

いわれるほど愚かでもない。しっかりと分をわきまえたように膨らんで

行く姿に、娘の笑顔が重なってゆく。

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お気に入りの小さな畑では、ゴマの林が出来ている。もうすぐ熟れるだろう

その実のおこぼれを狙って、雀たちがたむろしている。そして耳を澄ますと

コオロギの澄んだ音色。その音はまるで、雨の滴が揺れて鳴らす鈴の音の様だ。

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バラのアーチに並んだ雫。そのアーチを通って、次の季節がやってくる。

雨が上がれば秋。雨雲の向こうではきっと、青空が塗り替えられていることだろう。

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