秋晴れの午後

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秋晴れの良い天気。見上げる空は高く、青く澄んでいる。

今日も娘と一緒に走ろうと思ったが、空の青さに誘われる

ように、1人で出かけることにする。季節の端境には、

海を眺めるのも良いが、空の高さや秋を迎える花々を

見つけるには山が良い。そう思い立ちとりあえず、日向峠

へ向けて走り始める。峠へ向かう坂道に差し掛かると、

こんな所からも背振山が見えたんだなぁ・・と、今日も

また、新しい出会いに驚かされる。それにしても、その

向こうの空の高いこと。山の上には夏の名残のような

綿雲が浮かんでいる。

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日向峠を越えて坂道を駆け下りて、また糸島峠への坂道を

登り始める。坂道の勾配がきつくなり始める川原の集落

辺りでいつも立ち止まるのだけど、ここから見上げる空は

不思議ときれいに見える。その空に刷毛で引いたような雲、

その雲が秋の訪れを告げている。

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峠道を登りながら強い日差しに汗だくなると、どこからか

秋を纏ったような涼しい風が吹いてくる。途中橋のたもとで

止まって、その風の行方を追ってみたりするけど、谷間から

吹き上げてくる風は、山肌をすり抜けて空へ吸い込まれて

行くようだ。風の行方を見送った後、糸島峠を越えて曲淵へ

と下って行く。坂道の麓にはもう刈り取られた田圃が、さっ

ぱりとした顔で休んでいる。それにしても、今日は良い天気。

こんな日は、風景を味わうようにゆっくり走るのが良い。

そんな風に走っていると、風景の方から静かに語りかけてくる。

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ダムサイトを抜けて真っ直ぐ帰ろうかとも思ったが、この秋の

日差しがもったいなくて、ダム公園に立ち寄って帰ることにする。

国道から一歩外れると、辺りは彼岸花の朱色が鮮やかに咲き乱れ

ている。ファインダー越しに切り取っても、切り取ってもきりが

ない程のあでやかさ、美しさは、まるで初秋がその姿を変えて

ここに降り立ったようだ。

p1190339.jpg


公園へ向かう道からも、あちらこちらに咲いている彼岸花の赤色

が見え隠れする。もう風の匂いも、空の色も、そして野山の色も

秋の色に変わっている。

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公園の手前にある、水路跡?。今日の日差しの中では、時が止まって

しまったようなこんな風景に心惹かれてしまう。

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誰もいない公園に掛かる橋の上に佇んで、目の前にそびえるダムを眺め

たり、山を眺めたり、ここで一旦流れを止める室見川の行く末を追って

みたりしながら、ぼんやりと時が流れるのを待つ。

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自転車に乗るようになってから、不思議と自然の中や、誰もいない公園

などにいても孤独感に襲われることがない。ただただ、静かに時が流れ

風景が移ろって行くのを、目で肌で感じることが出来る。ここに言葉や

音楽は入らない。心さえ開いていれば、語りかけ聞こえてくるものがある。

p1190357.jpg


そろそろ娘が学校から帰る時間だと気づき、慌ててダム公園を跡にする。

内野から我が家までの帰り道、田圃の中の一本道の上には、旅誘うような

空の色、雲の姿。その下を走っていると、もう旅の中にいるような気がして

妙に嬉しく、楽しくなってくる。

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家に帰ってシャワーを浴びて着替えていると、ちょうど娘が帰ってくる。

今日は塾があるが、その前に室見川の回りを走ってくると、さっさと

着替えて出て行ってしまった。やれやれ、最近の娘の変わりようには

びっくりするというよりも感心させられてしまう。こりゃ、美味しい

夕食でも作らねばと、嬉しい悩みに頭を捻らせながら、今日も幸せな

夕暮れが訪れようとしていた。

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走行距離 34.5㎞  平均速度 22㎞/h
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