10/9 早朝

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昨夜は叔母が送ってくれた生の秋鮭をさばいて、ガーリックオイルで

ソテーしたものをつまみに、母と叔母と娘の3人でとりとめもない話し

で盛り上がった。飲み過ぎて9時過ぎには寝たのだけど、いつもの習性

で午前3時前には目が覚めてしまい、一時は布団の中でじっとしていた

のだけど、4時半頃にはすっかり退屈してしまい、台所で朝ご飯のおかず

の準備などをして、時間をつぶすことにする。秋が深まるのは好きなのだ

けど、夜明が遅くなるのがちょっと残念なところ。6時前には朝食の準備

も出来たが、皆さん7時頃の朝食が良いとのことなので、シンと冷えた朝

の空気の中を歩いて散歩に出かけることにする。

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外に出ると鱗雲があかね色に染まり始めている。慌てて見晴らしの良い

橋の上まで行き、鞍岳の稜線から天高く拡がっている朝焼けの空をしば

らく眺めるが、秋空はなんて美しい絵画を見せてくれるのだろう。誰も

通らない橋の上で、私1人の展覧会が始まろうとしている。

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そして振り向くと欠け始めたばかりの満月が、ポッカリと浮かんでいる。

まだこちらの空は青黒く夜の装いを残しているが、日が昇るに連れて

月は姿を消し、また次の夜までその身をさらに削っているのだろう。

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家を出たときは手足に冷たさを感じていたが、10分も歩くと身体の芯

から暖まってくる。住宅街がとぎれた辺りでもう一度、鞍岳の方を見ると

先程の燃えるような鮮やかさは消えて、穏やかなあかね色が空を染めて

いた。

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大津へ向かう国道に出たところで右折して、商店街の方へ向けて歩き始める。

明るさを取り戻した高い空の上には、白い雲がそれぞれに秋の姿を描いていて

まだまだ、秋の空の展覧会は終わりそうにない。

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実家へと続く細い路地には、コスモスの花が揺れている。やがて日が差して

くると、益々その色を鮮やかにして行くだろうこの花も、この時間は寝起きの

顔をしている。さて、そろそろ7時。今日は昨夜から楽しみにしているイクラ

をたっぷりの乗せたイクラ丼を食べることにしよう。

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新鮮なイクラ丼をお腹一杯に詰め込むと、朝の散歩をしたのが台無しになった

ような気がして、自転車でひとっ走りして腹ごなしをすることにする。といって

も、ガンガン飛ばすような気にはなれず、相変わらずいつものように、のんびり

としたペダリングで実家の近所の散策を始める。とりあえず、菊池第4発電所の

送水口の方へ走り、澄んだ小さな川の流れを見た後、その水の流れに沿って、

用水路沿いに実家の方へと戻って行く。

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さてそれからどうしようかと思ったが、四町分の方へでも上がってみようかと思い

走り始める。まだ朝の眠りから覚めていないような河原(かわはら)の村の中を

抜け、旧道を選びながら進んで行く。中学生の頃は良く通った道沿いを、当時の

風景と重ね合わせながら走って行くと、まるで自分がその頃にかえったような錯覚

を覚えそうなくらい、この辺りの風景は変わっていない。

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朱色に熟れ始めた柿の実や、赤いカラスウリ、高く澄んだ空、懐かしい匂いの

する風・・・・。まるで何十年の時間を超えて、現れてくるような風景の数々に

心はすっかり満たされてしまっている。

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見覚えのなる大きな木立。その下で揺れているコスモス。あの頃の私はどんな

気持ちでこの大木を見つめていたのだろう・・?記憶をたぐってもたぐっても

その感情は思い出せず、ただ、年を重ねただけの私の感傷だけが、迷い子のよう

にいつまでのその木の下で彷徨っていた。


歩行距離 5.5㎞

自転車走行距離 20.5㎞

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