10/9 午前・午後

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自転車の散歩から帰ってから、母、叔母、娘、私の4人で

母方の実家に行くことにする。国道は3連休の車が多そう

なので、原本村へと向かう細い道を通り、昔ながらの風景が

残る中をゆっくりと車を走らせる。途中、日頃ご無沙汰を

している氏神様にお参りをして、叔父叔母の暮らす母の実家

へ到着する。

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以前は実家にかえった際に良く立ち寄っていたのだけど、最近

は自転車ツーリングに追われてご無礼ばかりしている事を詫びた

後、お互いの近況などを話し、家の回りを少し散策することに

する。すっかり寂れてしまった家の周囲は、まだ懐かしい茶畑

などが残ってはいるが、あまり人が歩いた気配もなく、きれいに

下草が刈り取られていた昔を思い出しながら、記憶をたどるよう

に歩いて行く。叔母達は畑に植えられたミョウガをたくさん収穫

しているが、あんなたくさんのミョウガ、一体どうするつもり

なのだろう(笑)

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お昼前に母の実家を出て水の駅で簡単な昼食を済ませた後、大観峰

の方に上がることにする。菊池渓谷を過ぎ、次第に標高が上がって

行く道沿いには、少しずつ色づいてい行く木々が季節の訪れを静か

に告げている。そんな昔と変わらない懐かしい風景の中を、昔話に

花を咲かせながら車は進んで行く。

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阿蘇五岳が見える展望所に車を止めて、とりあえず記念写真を撮るが

こういう車の多い場所では興ざめしてしまうので、さっさと退散して

草原へ立ち入れる場所に車を止めて、しばらく秋の草原を散策する

ことにする。草原に一歩立ち入ると、辺りは銀色のススキが波打つ

風景が拡がり、その中に小さな秋の高原の花達がひっそりと息づいて

いる。

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若い頃、山歩きが好きだったときによく見かけた花達をの名前を

思い出しながら草原の中を歩いていると、まるで昔の思い出のように

色鮮やかな花達が出迎えてくれる。ウメバチソウ、ハバヤマボクチ

アキアザミと、その名前を呼びながら進んで行くと、ここもまた、

時間の無い、記憶の中の世界へと変わってゆく。

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一時間ほど草原を歩いた後、菊池渓谷に戻ることにする。お昼を過ぎた

ので車も少なくなっていると思ったが、駐車場入口では5分ほど待たさ

れてしまった。先に降ろした母達のいる場所まで早足で進み、遊歩道の

入口の赤い橋を渡り、再び、野草を探しながらの散策が始まる。

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観光客とは違う足取りで、地面を這うように、ゆっくりと目を凝らして

行くと次第に目は、小さく息づいている物達にピントが合ってくる。

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見たことはあるが名前の知らない花達をカメラに納めながら、ふと

顔を上げると、杉の大木やら、シダ植物がからみついた巨木など、

日頃目にしない風景が、小さな私を包み込んでくれる。


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先に歩いている娘達が退屈してしまうくらいの、ゆっくりしたペースで

広河原まで登り、懐かしい風景を眺めた後、日の傾き始めた遊歩道を

先程よりも少し早足で下って行く。この遊歩道は自然観察をするには

もってこいの道なのだけど、あまりにシダ植物や苔の種類が多すぎて

じっくり見ようとすると、きっと何日もかかってしまうことだろう。

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渓谷を出てまた、車の列を避けるように田舎道へと入り、実家への

道をたどる。途中、数十年前と変わらない風景に出会うたびに、

昔話に花を咲かせながらの小旅行が続いて行く。蒼く澄んだ秋晴れ

の中で過ぎていった今日の1日は、きっと叔母の中にも何かを残し

何かを思い出させた事だろう。夕暮れへと傾き始めた日差しを浴び

ながら、今日もにぎやかなおしゃべりの中で、秋晴れの1日が暮れ

てゆこうとしていた。

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