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俵山・阿蘇・大観峰ツーリング-3

俵山・阿蘇・大観峰ツーリング-3 に関する記事です。
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一の宮の手前でちょっと寄り道をして、ご先祖様のお墓に参ることにする。

お彼岸に誰かお参りに来たのか、まだ花がきれいなままで残っていて、

そのことに少し安心し、蝋燭線香を灯し、彼岸に来れなかったことを

お詫びした後、娘と二人で手を合わせてお参りを済ませる。

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いつも思うことだけど、お墓は死者のためにあるのではなく、きっと生きて

残っている人のために有るのだろう。ご先祖様に手を合わせることで、私の中

にその血が流れていることを実感し、また新たに自分の存在を知ることが出来

るように思う。私が亡くなっても、娘が手を合わせてくれる限り、私は娘の

中でいつまでも消えない。だから、少しも”死”は怖くはない。

P1120625.jpg


阿蘇平野の真っ直ぐな道を進み、城山展望所までの坂道を登り始める。

道の両脇には福岡ではすでに散ってしまっている紫木蓮の花がまだ咲いている、

菜の花、桜も一緒に盛りを迎えていて、山の遅い春の訪れを感じさせる。

P1120629.jpg


それにしても今日は風が強い。坂道を登りながらこうも、向かい風を感じる

のは始めてのことだ。娘もいつもよりも疲れるようで、コーナーを一つ曲がる

毎に水を飲んで休みながら登っている。後ろから声を掛けながら、ペースを

作り城山展望所で小休止を取ることにする。

P1120633.jpg


展望所をでると急な坂道はなくなるが、これから大観峰を過ぎるまで、ずっと

この向かい風の中を走ることになる。おまけに外輪山のアップダウンは結構

勾配がきつく、下りでスピードが出ない分、気分的にも辛いものがあるだろう。

体重の軽い娘にとっては今日のこのコンディションは最悪だろうが、なんとか

走りきってもらうしかない。風よけに私が先頭に立ち、普段よりもゆっくり目の

ペースで娘を引っ張ることにして、大観峰を目指すことにする。

P1120638.jpg


遠くに去年の秋に登った久住の山々を眺めながら、一つ一つアップダウンの道を

越えて行く。日が傾くに連れてしだいに草原も夕暮れの色を濃くして行くと、気温も

次第に下がり始めてくる。薄紅に染まって行く草原、耳にうるさいほどの夕暮れの風。

私には心に響くこの情景も、今日の娘の心には何も届いていないのを少し残念に思い

ながら、大観峰手前の急坂を上りきることにする。

P1120646.jpg


ここから兜岩へ続く分岐路までは、たいした坂道はない。さっきまでのアップダウンで

疲れた足を休めるように、夕暮れの風景に目を向けながら走ることにする。阿蘇五岳が

見渡せる展望所で休憩を取り、ここから菊池までは坂道を一気に下り、暗くなる前に

帰り着くように走ることにする。

P1120663.jpg


17:20分に展望所を出て、まずは菊池渓谷まで走りトイレ休憩を取る。渓谷手前の陸橋

からのぞき込むと、深い峡谷にも桜の花が春の日差しを纏ったように、優しい光を

灯していた。その光に元気をもらったのか、娘の顔にも笑顔が戻ってきていた。

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渓谷を出ると風に暖かさが戻ってくる。ここから先はかつて知ったる故郷の道なので

気分的にも脚が軽く感じ始める。国道は車が多いかもしれないので、原本村の方へ

抜けて菊池へと降りることにする。

P1120670.jpg


細い坂道を下り終えて菊池川の鉄橋を渡ると、ちょうど菊池公園に夕日が落ちていた。

久しぶりの山道に脚は疲れているが、心はすっかり軽くなって、笑っているようだった。

振り返ると娘も笑っている。帰ったらまず汗を流し、今日の健闘を称えて、乾杯をしよう。

そんなことを話しながら、日の落ちた路地を実家へと向かう。

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18:20に家に帰り乾杯の後、トラベリングさんに電話すると、今さっき帰り着いたらしい。

S君、K君も無事に帰り着いたと聞いて、内心ホッとしながら、これからの

成長が楽しみな子供達だと思ってしまう。そして男同士のツーリングにちょっと

うらやましさを感じながら、今日のツーリングを終えることにする。


走行距離 137.5㎞  走行時間 8時間21分


その後、トラベリングさん宅でツーリングの打ち上げにご招待していただいたが、

たくさんのごちそうとお酒で歓迎されて、またまた、美味しいお酒を頂くことが

出来たことを改めて感謝したい。息子さん達とはあまり話が出来なかったが、

がんばって峠を越えたK君、峠を越えられず少し悩んでしまったS君共に、

きっと今日のツーリングが、大きなバネになって成長してくれるだろう。

トラベリングさん親子の初の100㎞ツーリングに乾杯しながら、自転車談義の

長い夜が始まろうとしていた。


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