春の雷山林道-2

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林道の坂道を走り始めてしばらくして、ペダルからプチッという音がして脚が

ペダルから外れた感じがするので、止まって確認すると右のトゥークリップが折

れてしまったようだ。そのままだと走りにくいのでストラップを外して、片方だけ

トゥークリップ無しで走ることにする。

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坂道を登りながら右足の引き足が使えないので、左足に負担が掛かっているのが

よく分かる。ここは無理をしないように、軽めのギアに変えてゆっくり走ること

にして廻りの風景を楽しむことにする。それにしても、山の中で見る花たちは、

どうしてあんなに色鮮やかなのだろう。そしてその色が溶け込んだ山の空気の

美味しいこと。この味は何度味わっても、飽きることがない。

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古場岳山荘のところで休憩し、ここでも満開の桜を楽しむことにする。平地の

公園での花見のにぎやかさなど知りもしないこの桜は、なんて慎ましやかな

色をしているのだろう。触れることさえためらわせる、その色、趣にしばし、

心を奪われてしまう。

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雷山林道の記念碑まで走り娘を待っている間、北山湖を眺めようとするが、

山肌の杉の木が大きくなってきているので、展望所と呼ぶには視界が悪い。

ちょっと行儀が悪いが、記念にの架台まで登って眼下の景色を眺めていると

娘もつられて上がってきた。いやはや、なんとも行儀の悪い親子である。

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三瀬峠が近づいてくると周りの山の頂上が、ずいぶんと近くに感じられる。

真っ白な桜の花に呼び止められるように立ち止まると、高い空にその花びら

を絵の具にしたような刷毛雲が流れていた。春の絵描きが空のキャンパス

に描いた鮮やかな絵画に目を奪われながら、また心が春で満たされてゆく。

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三瀬峠まで登ると登山客が止めた車で、道路脇のスペースが埋め尽くされていた。

雷山林道もそうだったが、これから初夏に掛けては、山歩き、山菜取りの人達が

乗ってくる車が増えるのだろう。普段は車が少ないので、走るときは用心する必要

がある。三瀬峠で水補給をして、坂道を車の後ろについて下ることにする。この道は

カーブがきついので、ゆっくり走る車の後ろだと離されずに走ることが出来る。

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旧道を出てトンネルの合流地点からは、車の数が急に増える。その車の列に混じって

気持ちよく坂道を下って行くと、あっという間に糸島峠への分岐点についてしまう。

追いついてきた娘に”もう一峠行くか?”と聞くと、従姉妹と早く逢いたいので、

帰るとのこと。私もお腹がすいてきたので、今日はこのまま帰宅することにする。

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内野から自宅までは、また朝と同じように向かい風の中を走ることになる。

最近は自転車に風は付き物と割り切ったのか、あまり風を気にしなくなって

しまっている。松風橋までを30㎞/hペースで走り、それから先はのんびりと

畑の中の道を帰ることにする。娘を待ちながらレンゲ畑の向こうにそびえる

飯盛山の、芽吹き始めた新緑をまぶしそうに見つめると、これから走るだろう

旅の道が手招きしているような気がしてくる。”きっと、いい旅になる”

どこからかそんな声が聞こえた、青空の下の練習だった。

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走行距離 65.7㎞ 走行時間 4時間4分


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