阿蘇・竹田・大分・別府ツーリング-1

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昨夜の輪友からの電話が夢幻のように思える朝、今朝も3時過ぎには

目が覚めてしまう。昨日、用心のために脚に湿布を貼っておいたが、

膝や腿に痛みはない。ロングランの時に痛くなる肩の痛みもない。

いつものように手首から足先へとゆっくりストレッチングをしながら、

次第に身体を夢から覚ましてゆくと、今日一日、旅を楽しむ心が

わき上がってくる。今日も1日、晴天が続くだろう。どこからそんな

声が聞こえてきそうな、夜明け前の時間の中で、静かに旅の2日目が

始まろうとしていた。


まだ暗い中、母に見送られながら5時過ぎに実家を出発する。自転車の

ライトの小さな灯りでは少々心許ないが、もう30分も走れば路面が

はっきり確認できるくらい明るくなる。次第に明るくなって行く空と

夜から浮かび上がってくるような鞍岳の稜線を眺めながら今日の長い

1日が始まってゆく。

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大津までの緩やかなアップダウンの道を走りながら、娘にコンディションを

訪ねると、昨日の疲れは全然残ってないように、ニコニコと笑っている。

途中コンビニでスポーツ飲料とおにぎりを補給し、走り始めるとちょうど

太陽が鞍岳の方から昇ってくる。その太陽に今日一日の旅の安全を祈り、

大津へと続く長い下り坂を駆け下りることにしよう。

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朝の光を浴びて、キラキラと輝く町中の道を娘の後を付いてゆくように、

ペダルを回してゆく。昨日の寒い朝と違って、今朝は風が心地よく感じる

くらい暖かいし、ペダルも漕ぎ出しから軽い。今日はきっと良いツーリングに

なる。そう確信しながら、緩やかな坂道を登ることにする。

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先日のツーリングで越えた俵山の風車が、まるで手を振っているように

ゆっくりと回っている。そしてその風車の吐息に流されるように、紅色の

鯉が空へと登ってゆく。

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ちょうど一年前にこの道を走ったときは、この坂道を休み休み登ったはずなのに

今日は息も切らさずに、廻りの風景を楽しみながら走っている。この一年の旅の

成果をしっかりと全身で感じながら、そしてまたこの道が私達を呼んでくれたこと

に心から感謝して、ゆっくりとこの坂道を登り、この風景を味わうことにしよう。

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立野から赤水まで走ると急坂は終わり、赤水の緩い坂道を登り切ると阿蘇のカルデラの

平野が目の前に拡がってゆく。そしてその平野を線路が延びて行き、その線路の上を

小さな列車が走ってゆくと、旅心はいっそう深まって私の足を尚更遅くする。

田植えの準備の始まった水田は、その向こうに拡がる外輪山をくっきりと映して、

まるで水の中にもう一つの世界があるかのように、見せてくれる。

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まだ耕していない水田にはレンゲの花が咲き、その向こうの水を張った田圃には

また鏡絵の風景、そして遠くにどっしりと腰を下ろした外輪山。今日のこの日の

ために、ここの風景はある。そしてその風景と同じ時間に居られる幸せ。きっと、

この阿蘇の風景を見るために、この3日間の旅はあるのかもしれない。


阿蘇、一の宮と過ぎると、目の前に外輪山が立ちはだかってくる。今日はこの山が

一番の難所になるのだが、その坂道でさえ、今日は楽しいものに思えてしまう。

左右にペダルを漕ぐ毎に、刻々と姿を変えて行く阿蘇の五岳と外輪山の風景の中、

疲れることなどすっかり忘れて、太陽と自然の織りなす風景に魅入ってしまっている。

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滝室坂を上り始めると、水を張ったばかりの棚田と阿蘇の山々の織りなす景色に

しばらく息をのんでしまう。きっと、この風景が見たかったんだ・・・・。そう

確信すると、この旅の意味がはっきりと分かったような気がしてくる。

もし出来ることならば、この風景をこのまま切り取って輪友達の元へ

届けて上げたい。そうすれば、彼らにも私の言う、旅の意味がきっと伝わるだろう。

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坂の途中には、まだ、春の花がたくさん咲いている。菜の花、八重桜、桜と見間違う

ように白くて可憐なツツジの花。その花びらを一つ摘んで、花の蜜を吸っている娘は

まるで太陽の申し子。この子に照らされて、私の人生もこんなに輝いている。

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ダラダラと続く坂道を登りながら、手足がジリジリと焼けてゆくのを感じる。

今日の日差しは強いが、風はさわやかで新緑の匂いを運んできてくれる。

滝室坂を上りきったところで小休止をし、ここから日田までつづく、長い長い

下り坂で上り坂のストレスを思いっきり、発散することにしよう。

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