急な帰省/初夏の峠道

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午前中、熊本の実家に用が出来たので、急遽里帰りをする。

朝の高速道路を走り、8時半くらいに実家に着き母を乗せて

知人宅まで行き、午前中の時間を過ごすこととなる。この用事

は我が家の月例行事みたいなものなのだけど、今月は予定が

ギリギリまで決まらなかったので、ちょっと急な里帰りと

なってしまった。

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今日は新しく建て直したお墓にもお参りが出来たし、母に梅干しを

頼んでおいたので、夏くらいには新しい梅干しが手に入りそうだ。

2時過ぎに実家を出て福岡に帰ることにする。帰り道は全然混んで

なく、ゆっくりと走った割には4時前に家に帰り着くことが出来た。

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家に帰るとすでに娘は、外に遊びに行ってしまっていて、そのまま

塾に行くことは車からの電話で分かっていたので、明日からの雨に

備えて、自転車でポタリングに行くことに決めてウェアに着替える

ことにする。

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昨日、一昨日と海沿いを走ったので、今日は曲淵ダムの方へ走ること

に決めて出発する。夕暮れの色に染まりつつある空を眺めながらの

ポタリングはこの季節が一番良いような気がする。カラッとした風、

夏草の香り、そして室見川からは、微かに水の匂いがする。影絵の

ようにそびえ始めた飯盛山が見守る中、ペダルも軽く走り抜けてゆく。

P1160033.jpg


内野から始まる坂道も、足が疲れないようにのんびりペースで走り、

橋の上で立ち止まり、川の流れに映る夕暮れの光を眺めたり、あぜ道

と歩道の間にひっそりと咲いているアヤメの花を眺めたりしながら、

初夏の夕暮れの一時を心に納めてゆく。

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曲淵ダムに着くと夕日が山の上で、ぼんやりと光を放っていた。

その光を受けて水面は、銀色からうす紅色へと夜化粧を装っている。

ほのかな色香を放つようなその色は、夏を誘っているのだろうか・・?


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糸島峠へ向かう坂道の麓の集落にも、夕暮れが迫っている。田植えの

終わった水田に移る夕日が、今日の終わりを告げ始めると、集落の家々

からは夕餉の匂いが漂ってきそうだ。こんな夕暮れは、いつも記憶の中で

母の匂いと一緒に思い出される風景に似ている。


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糸島峠を下り、坂道の勾配が緩くなると、麦の刈り取られた田園風景が

古びた絵画のような、麦秋の佇まいを描いている。遠くがぼんやりと

霞んだ今日のこの景色は、とても梅雨前には思えず、まるで異国の

秋に迷い込んだような奇妙な錯覚を覚えてしまう。

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末永から日向峠へ登り始めると、道路脇の栗の木が花を咲かせている。

淡いクリーム色の花は、車が通るたびにゆらゆらと揺れて、まるで

風と遊んでいるかのように見える。

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峠付近の紫陽花もやっと、鮮やかな花の色を見せ始めて、これから訪れる

梅雨の雨に彩りを添えようと待ちかまえている。暮れてゆく光を吸い込む

ように、白い花びらを大きく広げた紫陽花は、雨の中でその光を放つの

かもしれない。

P1160068.jpg


日向峠から金武までは、車に追われるように一気に駈け下り、室見川の

流れに癒されるように、家路をたどる。道端にポツンと咲いた芙蓉の花が

”お帰りなさい”と言っているように出迎えてくれた。


走行距離 32.8㎞  平均速度 21.0㎞/h


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