300㎞ツーリング-3/午後

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ハウステンボスの風景を楽しんだ後、早岐を通って陣の内町交差点へ向かう。

ここからは去年の末に佐世保ツーリングに行った帰り道に通った国道35号

線を通ることになるが、あの少し苦い思い出が残ったツーリングの後始末

のような道筋に、ちょっとだけ緊張に似た思いが生まれてくる。

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車の多いこの道を走りながらしばらくして、前回のツーリングとは違う景色

が私を出迎えてくれる。廃屋を絡め取るように巻き付いた蔓植物の緑色の

長い触手と、その寂れた佇まいとは逆にあでやかな花の色、朽ちかけた古い

オートバイの姿と、同じように朽ちかけた古い家。以前来たときにきっと、

目にしているはずの風景なのに、まるで初めてであったかのように私の目に

生き生きと飛び込んでくる。

P1160298.jpg


有田駅の役場を過ぎ、道の右手に水田のある風景が見え始めると、おもしろい

形をした岩山が姿を現し、また時折窯元の煙突なども見えてくる。それにしても

道はおもしろい。心の持ちようでこんなにも姿を変えるものだろうか?まるで、

忘れていた宿題を済ませたような、清々しい気持ちで伊万里へ向かうことが出来た。

P1160318.jpg


P1160325.jpg


追い風に押されて伊万里の入口にある二里大橋まで走る。伊万里市内にはいると

ゆっくりとした速度で松浦鉄道の小さな車両が通り過ぎて行く。いつかこの列車

に乗って、平戸の方へと走ってみるのも良いかもしれない。そんな思いが膨らませ

ながら市内を通り過ぎ、伊万里津大橋を渡り、再び国道を唐津の方へ向けて走り

始める。

P1160335.jpg


ここから先は、昨年末のオフ会で走った道を逆回りで走ることになる。河口沿いを

走り、遠くに造船所の大きなクレーンが見え、その側を通り過ぎると福島町へと

渡る赤い福島大橋が見えてくる。橋が見渡せる桟橋で小休止をとり、ぼんやりと

海と橋と小島の織りなす風景を眺める。伊万里の手前で今日のツーリングの

約半分を消化したが、これからまだ、後半分の距離が待っている。そのことを

娘に告げようかとも思ったが、今はこの風景の邪魔をしないように、この一時を

楽しむことにする。

P1160358.jpg


福島大橋から県道342号の分岐点までは、かなりのアップダウンが続いて行く。

県道に入ってからも、そのアップダウンは続くのだけど、この辺りから娘の

ペースがグッと落ち始めてくる。時刻も4時半を回り走行時間が12時間を

越えたので疲れない方がおかしいのだけど、まだまだ、今日のツーリングは

先が長い。娘のペースを見ながらこまめに休憩し、集中力が切れないように

気を付けることにする。

P1160382.jpg


道の左側にいろは島の風景が見え始めると、娘の元気も少し戻ってくる。

夕暮れへと近づいて行く日の光を受け止めて、金色に輝いている海、

ポツンポツンと絶妙なバランスで配置された小さな島々。時折船が

その間を渡って行き、その水音さえ聞こえてきそうな静かな風景。

ここからは、一つ坂道を登り下りする毎に、こんな美しい風景が待ち

かまえている。そしてその風景を逃すまいと、カメラを構えていると、

この先の距離の長さなど、どうでも良くなってきて娘よりも遅いペース

でペダルを踏んで行く。

P1160387.jpg


この先の浜野浦の棚田は有名だけど、そこにたどり着く前にも棚田のある

美しい風景が続いて行く。まだ赤く染まらない夕暮れの光を浴びて、その

風景達が今日一番の輝きを見せる時間。海も水田も新緑の木立も鮮やかに

その色を濃くし、命のような光を放ち始める。

P1160398.jpg

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