やまなみハイウェイツーリング-1

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プロローグ・・

まだ薄暗い午前6時前、冷たい朝の空気の中を出発する。

天気予報では今日は晴天、昨日越えられなかった牧ノ戸峠を

目指して走り出したとたんに、直しても直しても、直らない

パンクを経験する。(これは長くなるので後日談・・・)

5回ほど修理した後、あきらめてチューブを替えて実家に戻り

塩をまいて、仕切直しをする。きっと今日は阿蘇方面からの

アプローチは行くなと言うことなんだろうと、改めて地図を

見直し、菊池渓谷から大観峰を越えて牧ノ戸峠を目指すコース

に変更する。7時過ぎ、何事もなかったかのように2台の

自転車は、細く長い轍を刻み始めた。

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菊池の温泉街を抜けて、菊池神社までの坂道を登り、鳥居の下から

神社に手を合わせ、今日のツーリングの無事を祈った後、まずは

菊池渓谷を目指すことにする。この道は夏に一度通ったことが有る

のでペース配分もつかみやすい。あの日の猛暑とは違って、気持ち

よく冷えた朝風の中、以前よりも速いペースで坂道を登りながら、

すでに気持ちはまだ見えない、くじゅうの山々へと向かっている。

1A.jpg

菊池渓谷に入ると、急にひんやりとした風が身体を包み始める。まるで、

木立の吐息のように、枯れ葉の匂いする風は、汗ばんだ身体を冷やし、

心を軽くしてくれる。山肌の紅葉も色づき始めていて、朝日を浴びて

燃えるような赤と、日影のしっとりと落ち着いた紅が、まるでその美しさ

を競うように、あでやかな姿を見せてくれる。

2A.jpg


朝露と深い藍色の水の色に染められた、谷間の小さな発電所にも、秋は舞い

降りてくる。暗い谷間の中で、そこだけが明るい。どこからか、横笛の

音が聞こえたような気がする。

3A.jpg


黄色く色づいた広葉樹は大きな手を広げて、朝の光をつかんでいる。

そのつかんだ掌からこぼれ落ちた光が、まるで散りゆく前の命の

ように金色に輝いている。その木漏れ日の下に入ると、自分の命まで

が輝き始めるようだ。

4A.jpg


菊池渓谷を抜けて大観峰へと続く道も、紅葉であふれている。その

一つ一つを心に刻みながら走っていると、まだまだ続く長い坂道も

苦にはならない。時折立ち止まっては、その色の鮮やかさに息をのみ、

娘と二人でこの素晴らしい景色を見れる今日のこの日に、心から感謝

したい。

5A.jpg

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