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秋の半日

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澄みきった朝の空気を染めて、今日一日が始まる。

やがてビル影から表れる太陽は、空高くから私達の

営みを見守ってくれるだろう。幸せが約束された1日

など無いのかもしれないが、そう思わせるような空の色、

そして、朝の風。台所からは、ご飯の炊きあがる匂いが

してくる。土曜日の朝の少し遅めの朝食には、暖かい

湯気の立ち上るご飯と、パリッとしたグリーンサラダ、

鮮やかな黄色のスクランブルエッグ。それを美味しそうに

ほおばる娘の頬っぺは、ほんのり紅いリンゴ色をしている。

P1100022.jpg


今日は菊池に用事があるので、8時前に娘を連れて出かける。

高速道路を走りながら、蒼く澄んだ空の高さに見とれていると

娘は雲の形を、動物の姿になぞらえているようだ。二人で

空を眺めながら、とりとめのない会話に飽きると、歌を歌い

ながらのドライブは、自転車とは違った楽しさがある。

P1100028.jpg


広川のサービスエリアに立ち寄り、おみやげのお菓子を買って、

自動販売機のコーヒーを飲みながら、歩道を散歩する。木立は

もうすっかり色づいていて、朝の光の中で赤や黄色の色をさらに

際だたせている。去年も同じ頃に立ち寄ったのだと記憶をたどり

ながら、その時よりもすっかり大きくなった娘の姿に目を細めている。

P1100030.jpg


午前中に用事を終えて、再び高速道路で福岡へ向かう。サービスエリア

で昼食をとり、暖かい日差しの中でしばらくひなたぼっこを楽しむ。

ベンチに座って何を思うでもなく空を見たり、遠くの山並みを見たり

していると、見知らぬ風景の中で心は次第に軽くなって行く。満腹で

私にもたれかかり、眠そうにしている娘の重さを心地よく感じながら、

それが幸せの重さだと思える午後の始まりだった。


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