夏の夕立

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三時過ぎ仕事の手を休めて、気分転換に娘を連れて

散歩に出かける。窓から吹き込んでくる風は幾分、

涼しくなってはいるが、外に出て歩き始めると、焼

けたアスファルトからの熱気と照りつける日差しで

すぐに汗が噴き出てくる。この猛暑の中でも、夏の

季節の花たちは、さすがにしおれもせずに凛と背筋を

延ばして咲いている。ひまわりやカンナ、グラジオラ

スなど、花の名前を娘と一緒に呼びながら、細い路地を

巡って行く。

P1070398.jpg

路地の片隅にある小さな公園では、数人の子供達がセミ採り

をしている。1人は木に登り、もう1人は虫網をかまえて

別の木のセミをねらっている。最近は暑さのせいで、外で

遊ぶ子供達をあまり見かけなかったのだけど、この公園は

ほどよい木陰があるせいか、子供達には人気があるようだ。

P1070402.jpg


公園を通りすぎ、家の近くまで来た頃に、ポツポツと雨が

落ちてくる。空を見上げると、真っ黒な雲が広がり、雷も

聞こえてくる。娘を急かし、急ぎ足で帰り着きベランダから

外を見ると、もう山が見えないくらい雲が降りてきている。

帰り着いて5分もしない内に、雨の匂いの混じった強い風が

吹き始め、しばらくすると雷鳴と共に豪雨がやってきた。

P1070403.jpg


この夏始まって以来の夕立は、さっきまでの暑さをあっという

間にぬぐい去って、冷えた風を部屋に運んでくれる。雷鳴が

段々近づいてくると雨足が強くなり、また遠ざかって行くと

同時に雨も勢いを弱め、雨雲の隙間から青空も見えてくる。

P1070405.jpg


夕立の過ぎ去った街は、きれいに洗われて傾き掛けた夕暮れの

日差しの中で、さっぱりとした顔をしている。ベランダに出て、

まだ雨の匂いの残る風に吹かれ、そんな町並みを眺めながら

今日一日を振り返る時間。次第に暮れてゆき、もうわずかにな

ろうとしている今日の残り火を見ていると、急に何か忘れ物を

したような気になってくる。ポケットに手を入れて、無い忘れ物

をさがしている自分がいる。

P1070400.jpg

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