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雷山林道に入ると緩い上り坂が続く、雑木林の中の道になる。ここに来ると
いつも思うのだけど、山鳥の声がとても近くに聞こえる。風もなく時折
雲間から日が差してくる静かな山あいの道の上で、私達親子のペダルを
踏む音だけが響いている。道路脇に目を落とすと、色とりどりの花々が
昨夜の雨水をまとって輝いている。その色鮮やかな姿に目を奪われ
しばらくの間、立ち止まってしまう。

いつも思うのだけど、山鳥の声がとても近くに聞こえる。風もなく時折
雲間から日が差してくる静かな山あいの道の上で、私達親子のペダルを
踏む音だけが響いている。道路脇に目を落とすと、色とりどりの花々が
昨夜の雨水をまとって輝いている。その色鮮やかな姿に目を奪われ
しばらくの間、立ち止まってしまう。


長い坂道を登った後は、おきまりの下り坂が顔を見せる。少し湿った風に
汗ばんだ身体を冷やしながら、坂道を下っていると、雨で流れ出した砂利や
砂がところどころ道に拡がっていて、そのたび後ろから付いていくる娘に
声を掛けて注意する。坂道を下った当たりでお昼近くになったので、前回
来たときに休みだった古場岳山荘に寄ってみることにする。駐車場の生け垣に
BoyとAddieをあずけ、木製の階段を二階へと上がり、喫茶店へはいる。
噂で美味しいと聞いていたアップルパイとコーヒー、娘にはジュースを
注文し、冷たい水を飲みながら、久しぶりに部屋の中で休憩する。
出てきたアップルパイは噂通りとても美味しく、コーヒーもなかなかの
味だった。娘もパイが気に入ったようで、ペロリと平らげてしまった。


コーヒーを飲みながら山荘のおばあちゃんと少し世間話をした後、三瀬峠
へ向けて走り始める。ここから先は上り坂もたいしたことはないし、下り
の方が多いので、楽に走ることが出来る。途中展望所から眺めると、北山湖
とその向こうに拡がる富士町の山並みが、雲間からの日差しにキラキラと
輝いていた。このまま、雨が降りませんようにと祈りながら、三瀬峠手前の
緩い坂道を登り続ける。

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