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感傷ポタリング-3

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そして幼い頃を過ごした村へ入ると、ここもまたすっかりその姿を

変えている。当時の面影をたどりながら、村を散策するがきれいに整備

された幹線道路際は、空虚でガランとした廃墟のような風景があるだけだ。

P1080711.jpg

川を渡り眼鏡橋のたもとに続く、細い路地は当時のままの姿で残っている。

畑を耕しているおばあさんに挨拶をし橋の上へと登ると、当時住んでいた、

小学校への細い道が続いている。

P1080714.jpg


すでに廃校になって数年が過ぎ、校舎も取り壊された跡地には、夏草が

生い茂っていて、当時家のあったあたりも分からないくらいになってし

まっている。校舎から校庭に降りる小径も雑草と葛で覆われてしまって

悲しいくらいに、寂れてしまっている。

P1080720.jpg


校庭を一周し、眼鏡橋のたもとで休憩する。このあたりの川では、

夏になると産卵のためにウグイが群れをなし川の色を変え、前の

晩に仕掛けておいた延縄には、黒光りする鰻が掛かっていた。

そんな豊かな川は、誰も必要としなかったのだろう。堰き止めら

れて、流れの緩やかになった川に底の石には、茶色い苔が

へばりついて、魚の姿を探してみるが、とうとう見つけることは

出来なかった。

P1080723.jpg


川を離れ、また懐かしい山村の風景に出会うと悲しい気持ちも

次第に薄れてくる。生味から坂道を登り、重見から原本村に続く

新しく出来た道路を走り実家への道をたどることにする。懐かしさ

の中に悲しみを背負うこの道を、なぜいつもたどるのだろう?

変わり果てた故郷と、心の中の故郷の隙間を埋めるように、

私の旅はまだ続いてゆくようだ。

P1080729.jpg


走行距離 29.5㎞

走行時間 3時間13分
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